
スタッフの光平です。
最近、日中が暑すぎて外に出るのをためらうほどですが、夕方になると少し涼しいかもと感じるので、 まだ夏ではないのかなと感じる今日この頃です。
6月は全く雨が降らず、梅雨はどこに行ってしまったのか心配していたら7月の中旬になってしまい
ました。一昨年も梅雨期間が短い似たような年がありましたが、その時は庭木が枯れたお客様が多々おられまし
た。対策として気温30°を超える日が続く場合は2日に1度朝と夕方にたっぷりと水をあげてもらえ
ればと思います。
6月末に葉の虫食いがあると複数のお客様からお電話をいただき、薬剤散布を行いました。
原因はアメリカシロヒトリというガの幼虫でした。毛虫に毒針毛はなく人体への直接的な影響は ないのですが樹木の葉の食害、洗濯物や建物への付着などの被害が発生します。
対象樹木はプラタナス、トウカエデ、サクラ、ミズキ、クワ、アオハダ、アオダモ、エゴ、ウメ etcなどが上げられ、 どこのお庭でも発生する可能性があります。
対策としては幼虫の段階で付着している枝を切り取るか、スミチオンやオルトラン水和剤などの
殺虫剤に展着剤を混ぜたものを吹き付けるなどが有効です。
他に、どのお庭にも発生する恐れがある毛虫を上げるとすると一番はイラガだと思います。
イラガは雑食性でつかない木はないと言われますが、中でも好まれるのが落葉樹です。主にカキ、
ウメ、サクラ、ハナミズキ、ヤマボウシに生息しています。
発生時期は6月~10月で主に葉の裏に固まって生息し、気づかずに触ってしまう被害が多いです。触
るとピリッと電気が通ったかのような痛みが特徴です。
とにかく痛いです。痛みが引くまで数日かかる場合がある為、落葉樹等の枝を触るときは分厚いゴム
手袋を装着し葉裏には十分注意しましょう!!
落葉後の11月以降は固い繭の姿で冬を越します。繭を放置すると春には成虫になり卵を産み付けるの
で、冬の間に消毒をするか繭のついてる枝を切り取る必要があります。
その他の病害虫等でお困りのことがありましたら、お気軽にお電話ください。
皆様のより良いお庭環境づくりのサポートを少しでもできたら良いなと思っています。
それではまた