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2023年の5月20日、21日と5yukuriにてガーデンマルシェを開催しました。

ガーデンマルシェに出店された作家さんの中になんと雅楽庭OBの方がいらっしゃいました。

新発田市で植物雑貨を製作していらっしゃる「Kii」様です。

「Kii」様がご自宅のお庭をリフォームされたのが3年前。

その時はまだ作家活動はされていませんでした。

今回イベントに参加いただき、作家になられた経緯やこれからの活動についていろいろお話をお伺いしました。

 

つよいご縁を感じて。

野瀬 :3年前、お庭を造らせていただき、また今回二日間にわたり、出店者としてイベントにご参加いただいて、誠にありがとうございました。つよいご縁を感じます。

kii様 :こちらこそ参加させて頂きありがとうございます。

野瀬   :  出店ブースの雰囲気がすごくいいですよね。植物も扱っていて、緑をふんだんに使っていて、すごく柔らかく、ナチュラルな感じですね

kii様 :嬉しいです。

ガーデンマルシェで接客中の「Kii」様

庭に出て植物に触れる時間が増えました。

野瀬   : 以前は、「お庭に出たい」「お食事をしたい」といったご希望がありましたよね。

私たちがお庭を造らせていただいてからお庭をどのように活用されていますか?

kii様 : もともと植物は見たり触れたりするのが好きだったけれど、仕事も忙しくて、なかなか手入れも行き届かず、そういった状況の中で新光園さんにお庭を造っていただきました。

“扱いやすく”、“季節を感じられる”植物を植えていただいたおかげで、お庭に出て、植物に触れられる時間がすごく増えました。

自分も楽しみたいし、人にも楽しんでもらう。

kii様 :お庭を作ったときは作家になるということは、まったく考えていなかったけれど、お庭が出来て、そのお庭で過ごす時間、植物に触れる時間が長くなったことで、やはりそれを、もう少し、作った作品で自分も楽しみたいし、人にも楽しんでもらいたいという気持ちがどんどん強くなりました。

お庭造りのタイミングと、自分のプライベートのタイミングが、うまく重なって、「えい!」って勇気を出して、やってみようと思いました。

 -完成半年後の写真(2021.4)-

お庭は作品の撮影でも使ったりします。作品の雰囲気と合うので、本当にお庭を作って良かったなぁ…と思います。

お庭を作った時は、新光園さんもまだ、今のような施設(5yukuri)がなく、私も数年後、作家としての活動するとは考えてなかったのですが、今思えば全部繋がってたんだなぁ…とご縁を感じます。

野瀬   :ありがとうございます。私達も本当にご縁を感じています。

「植物を側に感じる暮らし」

-2023年5月のお庭-

野瀬   :お庭が作品作りに影響を与えていることがあるんでしょうか…。

Kii様   :私のお店のキャッチフレーズは「植物を側に感じる暮らし」です。

新光園さんにお願いして作って頂いたお庭の雰囲気がそのものなので、眺めていると作品作りのヒントがもらえます。

ショップカードを作る時、お店の雰囲気を描いて頂いたんですが、その雰囲気もお庭からイメージをいただきました。

-お店のショップカード。「植物を側に感じる暮らし」がキャッチフレーズ-

Kii様 :私はお庭造りは出来ないけれど、私が癒されたその同じ想いを、作品を通して、雑貨でお届けできたらいいなと思います。

野瀬   :ありがとうございます。すばらしい作品がたくさんありますが、主に、どんなものを作っていますか?

私が庭で癒された想いを作品を通してお客様にお届けしたい

Kii様   :ドライフラワーやアーティフィシャルフラワーを使ったリースや、スワッグ、ブーケといった、少し生活の中で植物を感じられるような、暮らしを楽しめる雑貨を作っています。

お庭に咲いた植物をドライフラワーにして使ったりもします。お庭の植物の色合いも作品のヒントになりますね。

       -今後は「ボタニカルキャンドル」も販売していきたいと計画中-

野瀬   :ありがとうございます。「Kii」様がこのお仕事をはじめて、ご家族の受け止め方はどうでしたか?

Kii様   :反対はされませんでした。むしろやりたいならやってみたらという感じで。主人はやはり一番身近で相談できる存在です。作ったものを見てもらって、感想を聞いたり、イベントの出店に関して、こんなイベントがあるんだけど、どうかな?といった感じで相談しています。

1人で作家業をしていると、値段の設定や、お客様がどんな作品を好むのかなど、自分で一から考えて、決めなければならず、そういった経験が初めてなので、主人には相談相手として、すごく力になってもらっています。

      -出店ブースでボトルフラワーのワークショップも開催-

優しく、そっと寄り添うような作品を

野瀬   :最後に、これからの目標や夢を教えてください。また、どんな作家さんになりたいですか?

Kii様  優しくそっと寄り添うような作品が作れるようになりたいです。

また、たくさんの方々にお店を知ってもらえて、ご依頼くださった方のイメージ通りの作品が作れるような作家になりたいです。

ご依頼主のイメージ通りに作品が作れる…というところは、我が家のお庭を作っていただいた新光園さんがそのものなので、新光園さんのように、お客様に心寄せて感謝の気持ちを忘れずに、これからも作品作りをしていきたいです。

野瀬  :お庭の工事させてもらったときに、ご家族の写真を撮らせてくださいと、お部屋の中から写真を撮らせてもらいましたが、お部屋にドライフラワーのリースがありました。

Kii様  :あの時はこんな風に作家になろう、とは考えていなかったんです。でもいずれはやりたいなというのがあったんでしょうね。潜在意識の中には。作りたいって。

野瀬  : 人は、思いとか、願いがあると、それが形になっていくんですよ。

Kii様  :そうなんですね。それが今思えば、お庭造りをしてもらったのも、全部つながっていくんです。その時は無意識でも、やはり潜在意識の中に思いがあるので、形になっていく。”お庭を造ってもらったのも一つのきっかけだったよね”とか、全部つながっていくのが、不思議だなって思います。ご縁ですね。

野瀬  :私達の庭づくりが一つのきっかけになって、新たなカタチでまた繋がっていく。

職人冥利に尽きますし、ご縁を頂戴し感謝いたします。本当にありがとうございます。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

 

お庭の施工例はこちら。

お庭1年後のインタビューはこちら。